Panasonic「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」とSONY「28-70mm F3.5-5.6 OSS」のスペック比較
パナソニックから「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」が海外で発表されました。これは最強の旅レンズになるかもしれません!
SONYのα7シリーズのキットレンズとして販売されればかなり魅力的なスペックかと思い、SONYのキットレンズ「28-70mm F3.5-5.6 OSS」とスペック比較してみます。
標準ズームレンズスペック比較 SONY vs Panasonic
主要機能の対比表です。【◎強み / ○並 / ×弱み】
SONY 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 |
Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 S-R2060 |
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マウント | α Eマウント | Lマウント |
発売日 | 2014/2/7 | 2020/7/下旬 |
焦点距離 | ○ 28~70mm |
◎ 20~60mm |
F値 | × F3.5~5.6 |
× F3.5~5.6 |
手振れ補正 | ◎ 有り |
○ 無し |
絞り羽 | ○ 7枚 |
◎ 9枚 |
最大撮影倍率 | ○ 0.19倍 |
◎ 0.43倍 |
フィルター系 | ○ 55mm |
○ 67mm |
サイズ | ○ 72.5 × 83mm |
○ 77.4 × 87.2mm |
重量 | ◎ 295g |
◎ 350g |
値段 | ◎ | ○ |
画質 | ○ | ◎ |
スペック比較ポイント
焦点距離 [Panasonic勝利]
標準ズームレンズの広角側は35mm→28mm→24mmと徐々に広角が人気になってきましたが、ついに20mmとなりました!軽量な標準ズームレンズは旅行で活躍しますので広角が強いことがPanasonic「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」最大の魅力です。YouTuberなど室内動画にも活躍します。
F値 [引き分け]
いずれもF3.5~5.6と暗いレンズですが、風景や副題を入れた撮影をする機会が多い旅行であれば絞るシーンが多いので問題ありません。夜景や室内撮影する場合は大三元レンズ(F2.8ズームレンズ)を選択しましょう!
手振れ補正 [SONY勝利]
暗いレンズのため手振れ補正は有効ですが、カメラ本体の手振れ補正が強力なのであまり重要ではありません。手振れ補正未搭載のカメラを使用する場合は重要な検討項目になります。
最大撮影倍率 [Panasonic勝利]
SONY「28-70mm F3.5-5.6 OSS」も30cmまで寄れるのでそこまで不便に感じることはありません。Panasonic「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」は15cmまで寄れるので、室内や広角マクロ撮影で活躍します。
最後に
なぜこのスペックをSONYが出さなかった?と感じるくらいPanasonic「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」は軽量で魅力的な標準ズームレンズです。Panasonicのカメラ本体は重いので、現行ではSIGMAのfpに付ければSONYより軽くなります。
- SONY α7III(565g) + 28-70mm F3.5-5.6 OSS(295g) = 860g
- SIGMA fp(370g) + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6(350g) = 720g
LマウントはLeica・SIGMA・Panasonicの3社協業というだけあって、個性のある商品が出てきて今後も楽しみですね!