SONYのα7シリーズで買うべき高倍率ズームレンズ
タムロンから「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)」が発表されました!これまでαEマウントの高倍率ズームはSONYの「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS (SEL24240)」しかありませんでしたが、これでやっと選択肢が増えました。早速比較していきます。
高倍率ズームレンズの魅力
広角レンズ・標準レンズ・望遠レンズとレンズの交換をする手間を減らせます。交換が減ることはシャッターチャンスを逃さないことや、レンズ交換時に起きるゴミ付着のリスクも軽減されます。ズーム倍率が高いことは、良い写真を撮るための立派なスペックと言えます。
αEマウントの高倍率ズームレンズ性能比較
主要機能の対比表です。【◎強み / ○並 / ×弱み】
SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 SEL24240 |
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(A071) |
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発売日 | 2015/3/13 | 2020/6/25 |
焦点距離 | ◎ 24~240mm(10倍) |
○ 28~200mm(7.14倍) |
F値 | ○ F3.5~6.3 |
◎ F2.8~5.6 |
手振れ補正 | ◎ 有り |
○ 無し |
絞り羽 | ○ 7枚 |
○ 7枚 |
フィルター系 | ○ 72mm |
○ 67mm |
最短撮影距離 | × 0.5m(W) / 0.8m(T) |
◎ 0.19m(W) / 0.8m(T) |
サイズ | ○ 80.5 × 118.5mm |
○ 74.0 × 116.0mm |
重量 | ○ 780g |
◎ 575g |
値段 | ○ | ◎ |
画質 | ○ | ◎ |
高倍率ズームレンズの比較ポイント
焦点距離はどこまで必要か?
高倍率ズームレンズの最も重要となるポイントです。風景を撮る場合24mmまで必要となり、運動会や野生動物を撮る場合は240mmまでが必要となる機会があります。望遠域はトリミングやAPS-Cモードでも対処可能なので、広角側が24mmまで必要か十分検討しましょう。
「TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(A071)」を選択する場合は、広角が必要となる日だけ「TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III(A046)」と2本持ちの運用をすると、かなりのシーンに対応できるようになります。
F値は明るい方がいいか?
高倍率ズームは通常のズームレンズより大型になるので、サイズを抑えるため小口径となり暗くなります。「TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(A071)」はズーム倍率を抑えた分、明るく設計されています(なんと焦点距離100mmでF4.5とかなり明るいです)。
屋内や夜景撮影をする場合は明るいレンズを選択しましょう。ボケ量も大きくなりますが望遠域はそこまで明るくないので、ボケ量が必要な場合は高倍率ズームレンズより標準大三元レンズ(F2.8ズームレンズ)や望遠小三元レンズ(F4.0ズームレンズ)を選択した方が無難です。
手振れ補正が必要か?
暗いレンズで望遠域まであるため手振れ補正は有効ですが、カメラ本体の手振れ補正が強力なのであまり重要視する必要はありません。手振れ補正未搭載のカメラ(α7、α7S、α7SII)を使用する場合は重要な検討項目になります。
近接撮影が必要か?
最近はズームレンズのクォーターマクロ(最大撮影倍率0.25倍)も人気が出てきています。便利ズームとしては色々なシーンに対応できることが大切なので、寄れることも重要な比較ポイントです。近接撮影をする場合は「TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(A071)」を選択しましょう。
今買うべき高倍率ズームレンズ
使用目的によって変わりますが、バランスを考慮してオススメする順位を決めました!
おすすめレンズ1位
◇ TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD [Model A071]
- おすすめポイント:明るさ、軽量、コスパ抜群
- 弱点:広角が28mmまでしかない
- おすすめ使用シーン:旅行、スナップ、夜景、登山、広角マクロ
おすすめレンズ2位
◇ SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS [SEL24240]
- おすすめポイント:焦点距離の広さ
- 弱み:重さ、最短撮影距離
- おすすめ使用シーン:旅行、運動会、風景
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